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お知らせ

2025年12月10日

高校ラグビー強豪校・桐蔭学園でココロミルの長時間心電系「ホーム心臓ドックpro」を選手に試験導入

在宅型心電図検査で高校生アスリートの“見えない心臓リスク”を可視化

株式会社ココロミルは、高校ラグビーの強豪校として知られる桐蔭学園高等学校ラグビー部と連携し、在宅型の長時間心電図検査「ホーム心臓ドックpro」を用いた試験導入を実施しました。
本取り組みでは、レギュラー選手を中心とした22名を対象に、就寝を含む生活下での長時間心電図記録を行い、従来の短時間検査では捉えにくい心臓リスクの把握を目的としています。


強豪校である前に、「安全を仕組み化」するという判断

桐蔭学園ラグビー部は、全国大会常連校として競技力向上を追求する一方で、
熱中症対策、救急対応講習、感染症対策などを年次で反復し、
**「誰が現場にいても同じ品質で動ける安全運用」**を日常的に構築してきました。

学校体育活動における突然死の多くが心臓性であることが指摘される中、
「まず命から守る」ための実効的な仕組みを整えることが、
強豪校である以前に果たすべき責務であるという考えのもと、本試験導入が行われました。


試験導入の概要|在宅・就寝を含む9時間以上の連続記録

  • 対象:桐蔭学園高等学校ラグビー部 選手22名
  • 方法:胸部貼付型の小型心電計を使用し、就寝を含む9時間以上の連続記録
  • 運用
    • 合宿時は5台をローテーションして夜間計測
    • 一部は自宅で、保護者の補助のもと実施
  • 特徴
    • 練習や学業への影響を最小限に抑えた運用設計
    • 学校現場でも無理なく導入可能な体制を検証

短時間検査では見えにくい「夜間のリズム異常」を捉える

一般的な健康診断では、30秒程度の安静時心電図が中心となるため、
夜間や安静時にのみ現れる不整脈は見逃されることがあります。

睡眠時は自律神経が迷走神経優位となり、
洞徐脈や一過性房室ブロック、洞停止などの徐脈性不整脈が出現しやすい時間帯です。
就寝を含む長時間心電図は、こうした時間依存の異常を取りこぼしにくい検査手法として位置づけられています。


検出はゴールではなく「安全運用の出発点」

本取り組みでは、検査結果をもとに、

  • 医療機関での精査が望ましい選手の早期把握
  • プレー可否や運動負荷調整に関する合意形成
  • 医療連携を前提とした安全配慮の検討

を行いました。

ココロミルの検査統計(2025年5月時点)では、
一般の方(平均44歳)に比べ、若年・高強度トレーニングを行う選手層でも一定割合の所見が確認されています。
これは「検出=疾患確定」を意味するものではなく、
見つけ方と運用の設計が、安全性を左右することを示唆しています。


入学前の標準化へ──再現可能な安全モデルの構築

桐蔭学園ラグビー部では、今回の試験導入を踏まえ、
新入生の入学前(2〜3月)に在宅で長時間心電図を実施する運用の標準化に向けた検討を進めています。

  • 見つける(スクリーニング)
  • 確かめる(専門医による精査)
  • 対応する(運動調整・経過観察)
  • 見直す(定期的な再チェック)

という一連のループを運用規程として整備し、
学校・家庭・医療が一体となった**“安心の設計図”**を構築することを目指しています。

将来的には、本事例をモデルケースとして、
他校や地域クラブにも展開可能な再現性のある運用モデルとして整理していく予定です。


関係者コメント

桐蔭学園高等学校ラグビー部
藤原 秀之 監督

「心臓リスクは、知らなければ対処できません。
法定検査は当然継続しつつ、ハードなトレーニングを行う選手にとっては、
長時間検査の重要性を改めて実感しています。
入学前の標準化に向け、引き続き検討を進めていきます。」

株式会社ココロミル
代表取締役 林 大貴

「検出は出発点です。
法定検査を土台に、就寝を含む長時間記録で死角を補い、
所見があれば循環器専門医へ確実につなぐ。
学校・家庭・医療が一体となる安全運用を“当たり前”にしていきます。」


ホーム心臓ドック®について

「ホーム心臓ドック®」は、胸部に小型心電計を貼り付け、
9時間以上の長時間心電図計測を行うことで、
健康診断では見逃されやすい不整脈を捉える在宅型検査サービスです。

上位モデルの「ホーム心臓ドックpro」では、
心電図に加え、睡眠時無呼吸症候群(SAS)、睡眠の質、ストレス指標も同時に測定可能です。
データは臨床検査技師が解析し、必要に応じて医療機関との連携まで自宅で完結します。

▶ サービス詳細
https://homeheart.health/products/homeheart-pro01

※本取り組みの公式発表(プレスリリース原文)は、
ニュース配信として別途公開しています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000105.000098284.html