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ヘルスケアに関するコラム

2026年7月28日

【訃報】板東英二さんを襲った「慢性心不全」無自覚で進行する“サイレントキラー”から命を守るには?

元プロ野球選手であり、タレントとしても長年にわたり多くの人々に親しまれた板東英二さんが、慢性心不全のため亡くなられたことが分かりました(享年86)。

突然の訃報に驚きと悲しみが広がる中、死因として発表された「慢性心不全」という病名に、改めて関心が集まっています。心疾患は日本人の死因第2位であり、現代人にとっても決して他人事ではない深刻な病気です。

なぜ慢性心不全は防ぐのが難しいのか。そして、私たちが日常の中で大切な命を守るためにできることは何なのか——心不全のメカニズムと早期発見の鍵について解説します。

1. 慢性心不全とは?「突然起きる病気」ではなく少しずつ進行する状態

「心不全」と聞くと、ある日突然心臓が止まってしまう病気をイメージされるかもしれません。しかし、慢性心不全は一つの病名ではなく、「心臓のポンプ機能が低下し、全身に十分な血液を送り出せなくなった状態」を指します。

心臓は1日に約10万回も拍動し、全身に酸素や栄養を届けるポンプの役割を果たしています。しかし、加齢や高血圧、心筋梗塞、そして「不整脈」などの心疾患が原因でそのポンプ機能が徐々に低下していくと、全身に様々な不調が表れ始めます。

忍び寄る「かくれ心不全」の初期症状

  • 階段や坂道を上がると、以前より息切れがする
  • 夕方になると、足や顔がむくみやすくなった
  • なんだか疲れやすく、体がだるい
  • 夜間に何度もトイレに起きる
  • 急激に体重が増えた(体内に水分が溜まるため)

2. 心電図メーカーが解説!慢性心不全が“無自覚のまま進行する”3つの医療的理由

慢性心不全の最も恐ろしい点は、「病気がかなり進行するまで、本人がほとんど自覚できない」という点にあります。これが“サイレントキラー(静かなる殺し屋)”と呼ばれる所以です。これには、以下の3つの明確な医療的背景があります。

理由①:心臓が持つ「代償作用(がんばり)」が症状を隠してしまう

心臓のポンプ機能が落ち始めると、体はなんとか全身に血液を巡らせようとして、心臓の筋肉を厚くしたり、心拍数を増やしたりして補おうとします(代償作用)。 この仕組みが働いている間は「苦しい」という自覚症状がほとんど出ません。しかし、これは心臓が必死にオーバーワークを続けている状態です。限界を超えた瞬間に代償作用が破綻し、一気に強い症状が現れるため、本人の感覚としては「ある日突然悪化した」ように錯覚してしまうのです。

理由②:初期症状が「加齢」や「疲れ」と区別しにくい

前述した「息切れ」「むくみ」「疲れやすさ」は、どれも日常の中で誰もが経験するものです。 そのため、「もう自分もいい年だから、体力が落ちただけだろう」「最近仕事が忙しくて疲れているからだ」と脳内で変換してしまい、病気のサインだとは気付けないまま、数か月〜数年単位で静かに病状が進んでしまいます。

理由③:根本原因となる「不整脈」自体が無症状のケースが多い

慢性心不全を引き起こす最大の引き金の一つが「心房細動」などの不整脈です。しかし、実は不整脈を抱える人の約半数は、動悸や胸の違和感といった自覚症状を全く感じないことが分かっています。 本人が気づかない間に心臓の中で異常なリズムが繰り返され、少しずつポンプ機能が削られた結果、気づいた時には慢性心不全へと移行しているケースが後を絶ちません。

3. なぜ一般的な「健康診断」では不整脈や心臓の異変を見逃すのか?

「自分は、毎年、会社の健康診断や人間ドックを受け、心電図検査で異常なしだから大丈夫」

そう思われている方は多いのではないでしょうか。
しかし、心臓はそのような方こそ注意が必要です。

通常の健康診断で行われる心電図検査は、ベッドに横たわって30秒程度計測するだけです。 しかし、不整脈の多くは「24時間の生活の中」「睡眠中」「仕事や運動でストレスがかかった瞬間」など、一時的・突発的に発生しています。

そのため、病院で安静にしている数秒間だけ測っても正常な波形しか出ず、「異常なし」と判定されてしまう見逃し(偽陰性)が非常に多いという構造的な落とし穴があるのです。

突然死については以下の記事も参考にしてください。

20代で突然死する人の共通点とは
40代50代で突然死する人の共通点とは

4. 【体験談】「ただの歳のせい」から一転。“データ”が意識を変え、リスクを大幅に減らした60代男性

それならば、無自覚で進む慢性心不全から身を守るためには、何が必要なのでしょうか。

ここで、自覚症状に頼らず「客観的なデータ」を知ることで行動変容を起こし、心不全の進行を食い止めることに成功したAさん(60代男性)のエピソードをご紹介します。

【Aさんの体験談:数字が私を本気にさせた】

■「歳をとれば、誰でも息切れはする」という慢心 

Aさんは最近、駅の階段を上がるたびに息が切れるのを感じていました。夕方には靴下が足首に食い込むほどのむくみもありましたが、「60代を過ぎれば体力が落ちて当たり前。寝れば治る」と思い込み、毎年の健康診断も「異常なし」だったため、何の疑いも持っていませんでした。

■ 家族の勧めで試した「ホーム心臓ドックpro」での衝撃 

ある日、心配した娘さんから父の日にプレゼントされたのが心電図解析サービス『ホーム心臓ドックpro』でした。 数日後、届いたレポートを見てAさんは言葉を失います。そこには、自分では全く感じていなかった「睡眠中の突発的な不整脈(心房細動のサイン)」と、「夜間も心拍数が全く下がらず、心臓が休めていない状態」が、グラフでくっきりと可視化されていたのです。

■「主観」が「客観」へ変わり、スイッチが入った

 「自分は大丈夫」という根拠のない自信が、データという客観的な事実によって打ち砕かれた瞬間でした。Aさんはすぐにレポートを持って循環器内科を受診。医師からは「初期の慢性心不全と、その引き金になっている隠れ不整脈ですね。このまま気づかずに放置して風邪やストレスが重なれば、ある日突然『急性増悪』を起こして緊急入院していた可能性が高いです。良いタイミングで見つけましたね」と告げられました。

■ データが生んだ強力な「行動変容」

 「まだ間に合う」と知ったAさんは、そこから人が変わったように生活を改善します。

  • 減塩の徹底: 心臓に負担をかける塩分を1日6g未満に制限。
  • 体重・血圧の毎朝計測: 心不全悪化のサインである「水分貯留による急な体重増加」を毎日チェック。
  • 適切な運動と服薬: 無理のない有酸素運動を取り入れ、処方されたお薬を正しく服用。

■「未来の安心」を手に入れた現在 

数ヶ月後、Aさんの階段での息切れや足のむくみは解消しつつありました。「なんとなく苦しいという感覚だけなら、ビールや塩分を我慢するなんて無理でした。『自分の心臓がオーバーワークしているデータ』を突きつけられたからこそ、本気で生活を変えようと思えました。あの時検査をしていなかったらと思うとゾッとします。今では趣味や孫との遊びも、安心して楽しめています」と、Aさんは笑顔で語ってくれました。

5. 命を守る新常識。「早期発見」が将来にもたらす3つのプラス影響

Aさんのように、慢性心不全の管理や予防において最も重要でありながら難しいのが、「患者本人の行動変容(生活習慣の改善)」です。人は自覚症状がないうちは動けません。しかし、「可視化された客観的データ」を知ることで意識が変わり、行動に繋がります。

「病院に行くほどの症状はないけれど、心臓に不安がある」 「仕事が忙しく、長時間の精密検査を受ける時間がない」

そうした声に応え、予期せぬ心疾患のリスクから大切な命を守るために開発されたのが、ココロミルが提供する「ホーム心臓ドックpro」です。大学病院レベルの高精度な小型ウェアラブル心電計を自宅に郵送でお届けし、普段通りの生活の中で長時間の心電図データを取得します。取ったデータは医療従事者が解析し、レポートにしてメールでお送りします。

「ホーム心臓ドックpro」があなたの将来に及ぼす3つのプラス影響

1. 健診で見逃される「かくれ不整脈」を高い精度で捉える

9時間〜24時間の長時間にわたり連続計測を行うため、15秒の健康診断では見逃されがちな「隠れた不整脈」や、睡眠中の異常波形を正確に見つけ出します。

2. 自覚症状が出る前に「最高のタイミング」で予防・治療へ繋げる

心臓の代償作用が破綻して倒れる前――つまり「自覚症状が出ない初期段階」でリスクを可視化できます。早期に専門医を受診できれば、Aさんのように生活習慣の改善(行動変容)や適切な処置によって、重症化や将来の再入院リスクを劇的に減らすことが可能です。

3. 自分と家族に「これからの安心」と「健康寿命」をプレゼントする

「突然倒れたらどうしよう」という目に見えない不安を解消し、ご自身はもちろん、大切なご家族に安心を与えることができます。自分の心臓の状態を正しく把握しメンテナンスを続けることは、健康寿命を延ばし、自分らしい豊かな人生を長く楽しむための最も確実な投資になります。

6. まとめ:「症状がない今」こそ、心臓の声に耳を傾けるとき

どんなに元気に活躍されていた方であっても、心臓の異変は静かに、そして確実に進行していきます。慢性心不全は、気づいた時には進行している“サイレントキラー”ですが、早く気付き、正しく行動を変えれば、リスクをコントロールして元気に生きられる病気でもあります。

「自分は大丈夫」「まだ症状がないから」と思っている今こそ、一歩踏み出した健康管理が必要です。

板東英二さんが遺してくださった数々の笑顔と思い出に深い感謝とご冥福をお祈りしつつ、私たち自身も自分の体、そして大切な人の心臓の声に耳を傾けるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

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  • 心拍や突然死リスクにつながる不整脈などの心疾患
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※本記事は情報提供を目的としており、医学的な診断や治療を代替するものではありません。気になる症状がある場合は、早めに医療機関をご受診ください。