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ヘルスケアに関するコラム

2026年6月8日

エリクセン選手が再び倒れる―スポーツ界のニュースで考えたい、心臓リスクはなぜ“普段元気な人”にも起こるのか

2026年6月8日、デンマーク代表のクリスティアン・エリクセン選手が、試合中に再び倒れたというニュースが報じられました。

報道によると、エリクセン選手はデンマーク対ウクライナの国際親善試合中にピッチ上で倒れ、その後意識は戻り、病院で検査を受けたとされています。

エリクセン選手は、2021年6月に行われたサッカー欧州選手権「UEFA EURO 2020」のグループB・デンマーク代表対フィンランド代表戦で、試合中に心停止を起こしました。その後、植込み型除細動器(ICD)を装着し、競技に復帰しています。今回のニュースに、再び不安を覚えた方も多いのではないでしょうか。

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もちろん、今回エリクセン選手が倒れた原因について、外部から断定することはできません。

ただ、このニュースをきっかけに考えたいのは、「突然倒れる」という出来事が、決してアスリートだけの特別な話ではないということです。

普段は元気に見える人でも、動悸、息切れ、胸の違和感、めまいなどの小さなサインの裏に、心臓のリスクが隠れている場合があります。

そして、心臓の異常は、健康診断などで行われる短時間の心電図検査だけでは見つかりにくいこともあります。

この記事では、突然倒れる原因として考えられるもの、心臓リスクのサイン、そして不安がある場合に知っておきたい検査の選択肢についてご紹介します。

突然倒れる背景には、心臓の異常が関係することもある

人が突然倒れる原因はさまざまです。

脱水、熱中症、低血糖、脳の病気、血圧の変動、過労など、心臓以外の原因もあります。一方で、心臓の異常が関係しているケースもあります。

特に注意したいのは、心臓の異常が「毎日ずっと出ている」とは限らないことです。

胸の違和感、動悸、息切れ、めまいなど、日常で感じる症状の背景に、不整脈など心臓の異常が隠れている場合もあります。

特に不整脈のように発作的に起こるものは、検査を受けたその瞬間に異常が出ていなければ、見つかりにくいことがあります。

健康診断などで行われる数十秒の心電図検査では、日常生活の中でたまたま起きる異常を捉えきれない可能性があるのです。

「健康診断で異常なし」でも、違和感があるなら放置しない

会社の健康診断や人間ドックで心電図検査を受け、「異常なし」と言われると安心する人は多いでしょう。

実際、ココロミルが40〜59歳の男女を対象に実施した心臓に関するアンケート調査でも、短時間の心電図検査で異常がなければ「自身の心臓病リスクはないと安心している」と回答した人は7割を超えていました。

しかし、短時間の心電図検査は、あくまでその時点の心臓の状態を記録するものです。

日中の仕事中、運動後、入浴後、睡眠中、強いストレスを感じた時など、生活の中で起こる心臓の変化までは十分に捉えられないことがあります。

次のような経験がある人は、「気のせい」と片づけず、一度医療機関や専門的な検査を検討することが大切です。

  • 胸がドキドキする、脈が飛ぶ感じがある
  • 急に息苦しくなることがある
  • 階段や坂道で以前より息切れしやすい
  • めまいや立ちくらみが増えた
  • 一瞬、意識が遠のくような感覚がある
  • 健診では異常なしだったが、胸の違和感が続いている

これらは必ずしも重大な病気を意味するものではありません。

ただし、心臓からのサインである可能性もあるため、繰り返す場合や不安がある場合は、放置しないことが重要です。

心臓リスクに気づくには「長く記録する」視点が必要

心臓は、1日中同じ状態で動いているわけではありません。

起床時、通勤中、仕事中、食後、運動時、睡眠中など、体の状態や自律神経の変化によって心拍は変わります。

だからこそ、心臓の状態をより詳しく把握するには、短い時間だけでなく、日常生活に近い状態で長く記録することが役立つ場合があります。

長時間心電図検査では、普段の生活を送りながら心電図を記録することで、短時間の検査では見つかりにくい不整脈などの手がかりを確認しやすくなります。

近年は、病院で受ける検査だけでなく、自宅で装着して記録できる在宅型の心電図検査も選択肢になりつつあります。

通院の時間が取りにくい人や、症状がいつ出るかわからない人にとって、日常生活の中で検査できることは大きなメリットです。

ココロミルが目指すのは「倒れてから」ではなく「倒れる前」に気づける社会

心臓の異常は、症状がはっきり出てから初めて気づくとは限りません。

むしろ、「なんとなく不安」「たまに違和感がある」「健診では異常なしだったけれど気になる」といった段階で、自分の心臓の状態を知ることが大切です。

株式会社ココロミルが提供する「ホーム心臓ドックpro」は、自宅で長時間の心電図を記録できる検査サービスです。

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胸にコードレスの小型心電計を貼り付け、睡眠時間を含む9時間以上をいつも通りに過ごすことで、心電図を記録します。検査後は、心電計を返送すると、後日レポートで検査結果を確認できます。

自宅で検査できるため、通院の時間が取りにくい方や、まずは自分の心臓の状態を知りたい方にとって、選択肢の一つになります。

大切なのは、不安をあおることではありません。

自分の体のサインを見逃さず、必要な時に適切な検査や医療につながることです。

スポーツ選手が突然倒れるニュースは、決して他人事ではありません。

普段元気に過ごしている人こそ、「自分の心臓は大丈夫だろうか」と一度立ち止まって考えるきっかけにしてみてください。

まとめ

突然倒れる原因は一つではありません。すべてが心臓病によるものとは限らず、個別のケースを外部から判断することもできません。

ただし、心臓の異常は、短時間の検査だけでは見つかりにくい場合があります。

健康診断で異常なしだった人でも、動悸、息切れ、胸の違和感、めまい、失神感などがある場合は、早めに専門家へ相談することが大切です。

「倒れてから気づく」のではなく、「倒れる前に知る」。

そのための選択肢の一つとして、長時間心電図検査や在宅型の心電図検査を知っておくことが、これからの予防医療において重要になっていくでしょう。

⇒自分の状態を知りたい方はこちら

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20代40~50代の年代別の突然死については以下の記事も参考にしてください。

20代で突然死する人の共通点とは
40代50代で突然死する人の共通点とは

本記事の医療情報の作成・確認体制

本記事は、心疾患・循環器領域の医療機器メーカーである株式会社ココロミルが運営しています。
内容は、社内の編集チームが作成し、公開前に薬事・品質管理チームが確認しています。

内容確認:株式会社ココロミル 薬事・品質管理チーム

  • 薬機法担当/医療機器最高技術責任者(CTO)
    総括製造販売責任者・安全管理責任者・管理責任者:岡庭 貴志
  • 製造販売業管理監督者:林 大貴
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  • 製造業責任技術者:白築 直樹

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参考にしている主な情報源

本記事の内容は、次のような信頼できる情報を参考にしています。

  • 厚生労働省など行政機関の資料・統計・ガイドライン
  • 日本循環器学会などの学会が公表する診療ガイドライン・声明
  • ピアレビューを経た医学・科学論文
  • 大学・公的研究機関の研究成果 など

必要に応じて内容を見直し、重要な更新があれば記事を改訂します。

情報のご利用にあたって

本記事は、心疾患・循環器疾患などに関する一般的な情報提供・啓発を目的としており、
特定の方の診断や治療方針の決定、医療行為の代わりにはなりません。

胸の症状や動悸、不整脈を指摘されたことがある方、体調に不安のある方は、
この記事だけで判断せず、必ず医師・医療機関にご相談ください。

本記事をもとに、自己判断で受診を控えたり、治療・服薬を中止・変更することはお控えください。