ヘルスケアに関するコラム
2026年4月13日
不整脈による突然死の前兆とは?危険な4つのサインと見分け方
不整脈という言葉を聞いたことがありますか?実は不整脈は、身近な病気に繋がっています。なかには突然死に関わる不整脈もあるため、前兆(危険サイン)を知っておくことが大切です。
突然死の前兆となる4つの危険サイン
結論からお伝えすると、以下の症状がある場合は危険な不整脈が隠れている可能性があります。
失神・意識が遠のく(一瞬でも意識が飛んだ)
動悸(突然始まり、突然終わる、バクバクが続く)
息切れ(軽い動作で息が上がる)
めまい・ふらつき(目の前が暗くなる感じがある)
一過性の動悸だからと放置するのは危険です。特にめまいや胸痛を伴う場合は、迷わず医療機関を受診するか、心電図のチェックを行ってください。
ここからは、不整脈の種類と、突然死の前兆になり得る症状、原因、病院での検査・治療法から受診目安までをわかりやすく解説します。
突然死の前兆とは?見逃してはいけない不整脈のサイン

「突然死」と聞くと何の前触れもなく起こるイメージがありますが、実際には前兆(危険サイン)が出ているケースもあります。
次のような症状がある場合は、一時的な体調不良と決めつけず、不整脈の可能性も含めて確認することが大切です。ご自身の症状と照らし合わせてみてください。
不整脈による突然死の前兆になり得る症状(セルフチェック)
- 動悸(ドキドキ・バクバクが続く)
- 安静にしているのに心臓が強く打つ感じがする
- 脈が飛ぶ、抜ける、乱れる感じがする
- 突然始まり、突然止まる動悸がある
- 息切れ(軽い動作で息が上がる)
- 階段や歩行で息が切れやすい
- 楽にできていた動作が急につらくなった
- めまい・ふらつき(血流不足のサインのことも)
- 立ちくらみが増えた
- 目の前が暗くなる感じがある
- 失神・意識が遠のく(要注意)
- 一瞬でも意識が飛んだ、座り込んだ
- 冷や汗を伴って倒れそうになった
- 胸の痛み・圧迫感(緊急性が高い場合も)
- 胸が締め付けられる、押さえつけられる
- 痛みが強い、冷や汗や吐き気もある
特に、めまい・失神/胸痛/強い動悸がセットで出る場合は、突然死に関わる不整脈や心疾患の可能性もあるため、早めの検査や受診が重要です。
「ホーム心臓ドック®」などの在宅用検査キットであれば、自宅で寝ている間に心電図検査が可能です。
病院とほぼ同じ精度の検査が可能なので、「病院に行く時間がなかなか取れない」「通院するほどではないがなんとなく気になる」という方は、ぜひこのような検査キットを検討してみましょう。
日本の3大死因と“突然死”

出展:令和4年(2022)人口動態統計月報年計(厚生労働省)
厚生労働省の令和4年(2022)人口動態統計月報年計によると、2022年の男女合わせた死亡数は156万8961人で、死因としては「1位:悪性新生物(がん)」「2位:心疾患」「3位:老衰」となっています。 (※出展:令和4年 人口動態統計月報年計/厚生労働省)
心疾患に繋がるのは心臓です。心臓は全身に血液を送り出している臓器であり、心臓の停止は死に直結します。そのため心疾患は死亡率が高く、恐ろしい病気と言えます。
また、ある日突然命を奪われる「突然死」が多いのも心疾患の特徴です。心臓による突然死の原因は、急性の心筋梗塞や心臓弁膜症、心筋症などに加えて、不整脈によるものも少なくありません。不整脈は、放置すると突然死を招きかねない状態なのです。
不整脈とは?なぜ起こるのか(原因)

心臓は4つの部屋に分かれており、これらが拡張と収縮を繰り返して、ポンプのように全身に血液を送っています。このポンプ機能は、心臓内に弱い電気が規則正しく流れることでコントロールされています。 電気が流れる伝達経路に問題が生じたり、本来とは異なる場所で電気が発生したりすると、心臓の働きに乱れが生じます。これが「不整脈」です。
不整脈を引き起こす主な原因
不整脈は、冠動脈疾患、心不全、心臓弁膜症などの「心臓の病気」が原因で発症することがあります。 しかし、心臓病以外にも、私たちの日常生活の中に不整脈を引き起こす原因は潜んでいます。
- 加齢、体質
- 睡眠不足、過労
- アルコール(飲酒過多)やカフェインの過剰摂取
- 喫煙
不整脈はストレスも原因になる?
健康な方であっても、強いストレスを感じると自律神経(交感神経)が活性化し、不整脈を引き起こしやすくなります。運動時や緊張時に脈が速くなるのは生理的なものですが、慢性的なストレスは不整脈のリスクを高めるため、生活習慣の改善が重要です。
不整脈4つの種類・突然死や命に関わるものは?
心臓は電気信号によって、収縮と拡張を繰り返していますが、この電気信号に異常があると不整脈が起こります。 不整脈には4種類あり、次のように分類されます。

(1) 単発的に出る不整脈(期外収縮)
最も多く見られるもので、通常よりも早い段階で心臓の収縮が起こり「脈が飛ぶ」「ドキッとする」と感じます。期外収縮は30歳以上の日本人の多くに起きていると言われており、加齢とともに発症率が高くなります。 多くは体質的な理由のため心配いりませんが、健康診断で指摘されたり、症状が頻繁に起こったりする場合は、危険な不整脈へ移行する可能性がないか調べる必要があります。
(2) 脈が速くなる頻脈性不整脈
心拍数が毎分100回以上になる不整脈を頻脈性不整脈と言います。数が心臓の収縮と拡張が速いスピードで繰り返されるので、心臓の負荷が大きくなり心不全に至るリスクが高くなります。
代表的なものに、突然動悸が起こる「発作性上室性頻拍」や、心臓が細かく震える「心房細動・心房粗動」などがあります。 なかでも、特に気をつけたいのが心房細動です。心房細動では、非常に速い電気刺激が発生することにより心房の壁が収縮できず振動します。すぐに死には繋がりませんが、心房の中で血の塊(血栓)ができやすくなり、それが脳の血管に詰まると脳梗塞を引き起こします。脳梗塞は一度で死に至ることもあり、命を取り留めても寝たきりなどの後遺症が残るリスクが高いため、早期発見が重要です。
(3) 脈が遅くなる徐脈性不整脈
徐脈性不整脈は脈が遅くなる不整脈で、心拍数が毎分60回未満になることを言います。(ひどい時は50回未満)脈拍が少ないので全身に必要な酸素を行き渡らせることができず、安静にしているときや軽い運動などでもめまい、強いだるさ、息切れを起こします。 重症化すると脳への血流が途絶え、失神(気を失って倒れる)を引き起こす危険性があります。
命に関わることは稀ですが、ペースメーカーなどで治療が可能です。
(4) 命に関わる不整脈(心室頻拍、心室細動)
命に関わる不整脈として、心室頻拍と心室細動があります。心臓の下の部屋(心室)が異常な速さで痙攣(けいれん)してしまう状態です。心室がけいれんすると血液を送り出すポンプとして全く機能しなくなり、心停止状態となります。 迅速に治療(AEDなどによる電気ショック)を行わなければ数分で突然死に至る、最も危険な不整脈です。
これらの原因には急性心筋梗塞や心不全、遺伝性不整脈があります。致死性不整脈を防ぐために、原因となる病気の治療に臨みましょう。
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病院で行う不整脈の検査と治療法
「不整脈かもしれない」と病院(循環器内科)を受診した場合、一般的に以下のような検査や治療が行われます。
不整脈の主な検査方法
- 安静時12誘導心電図: ベッドに横になり、数十秒〜1分間ほど心臓の電気的な動きを記録する、最も一般的な検査です。
- ホルター心電図: 小型軽量の装置を身につけ、24時間連続して心電図を記録します。「夜間」や「発作が起きた瞬間」の波形を捉えるのに適しています。
不整脈の主な治療法
ペースメーカー: 脈が遅くなる徐脈(洞不全症候群や房室ブロック)に対し、電気刺激を送って心臓の働きをサポートする小さな機器を体内に植え込みます。
お薬(薬物療法): 不整脈を抑える薬や、心房細動による脳梗塞を防ぐための「血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)」などを使用します。
カテーテルアブレーション: 足の付け根などから細い管(カテーテル)を心臓に入れ、異常な電気信号を出している原因部分を高周波で焼き切る根治治療です。
不整脈を見つけて突然死を防ぐには
突然死を防ぐためには、早めに不整脈の有無に気づくこと、また危険な不整脈の場合は適切な治療を受けることが大切です。 命に関わる不整脈もあるため、定期的に健康診断を受けたり、スマートウォッチ等を利用して普段から自分で脈を測ったりするようにしましょう。気になる症状があったら、早めに病院を受診してください。
また、在宅型検査キットであれば、日常生活の中で心電図検査が可能です。「ホーム心臓ドック®」は、世界初の在宅型心電図検査サービスで、医療機関でも使われている高精度なウェアラブル心電計を使って、心電図を測定し解析します。使い方は簡単で、胸に小型の心電計をテープで貼るだけ。普段通りの生活をしながら9時間~24時間測定します。長時間しっかり測れるので、健康診断の短い検査時間では見つからなかった不整脈などの症状が見つかることもあります。
突然死を防ぐためには、早めに不整脈の有無に気づくこと、また危険な不整脈の場合は適切な治療を受けることが大切です。
不安を感じたら―気軽にチェックする習慣を
不整脈は突然死にもつながる怖い病気です。
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不整脈のほか、睡眠障害(睡眠の質・睡眠時無呼吸症候群)、ストレスなど放置すると脳梗塞やうつなどの疾患を引き起こす可能性のある症状を、高精度なウェアラブル心電計を使って見つけ出します。
- (1)不整脈のリスク 脳梗塞 / 心不全 / 認知症などのリスクに繋がります
- (2)睡眠障害(睡眠の質・睡眠時無呼吸症候群)のリスク 脳卒中 / 心不全 / 生活習慣病などのリスクに繋がります
- (3)ストレスのリスク うつ / 休職・退職 / 適応障害などのリスクに繋がります
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