ストレスで眠れない?悪循環を断ち切る方法と快眠習慣!2025年最新の睡眠の質チェックデバイスも

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Column

ヘルスケアに関するコラム

2025年8月7日

ストレスで眠れない?悪循環を断ち切る方法と快眠習慣!2025年最新の睡眠の質チェックデバイスも

監修:マインドフルネス講師 関根朝之

 

 

「頭がずっと働いている感じで眠れない」
「ベッドに入ってから不安で目が冴える」
「眠れなくて朝が怖い」

 

ストレスによる睡眠トラブルは、現代人の多くが抱える深刻な悩みです。

 

この記事では、ストレスが眠りに与える影響から、不眠の種類と原因、医師も推奨する具体的な改善策までを徹底的に解説。今日から取り入れられるセルフケアの方法や、病院に行くべき目安もわかりやすくまとめました。

 

ストレスと不眠の悪循環から抜け出し、心と体を整えるための第一歩を一緒に踏み出しましょう。



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現代はストレス社会とも言われており、特に20~50代のいわゆる働き盛りの世代の50%がストレスを感じていると言われています。

 

そして日本では、睡眠不足も問題となっています。

 

理想の睡眠時間は、6~8時間と言われています。(個人差は多少あります。)

 

しかし、令和元年の国民健康・栄養調査結果において、1日の平均睡眠時間が6時間未満の者の割合は、男性 37.5%、女性 40.6%であり、性・年齢階級別にみると、男性の 30~50 歳代、女性の 40~50 歳代では4割以上を占めています。

 

また、令和3年のOECD(経済協力開発機構)の調査報告でも、日本人の平均睡眠時間は調査対象 33 カ国の中で最も短く、先進国の中で睡眠時間が最も少ないという結果が出ており、日本人の睡眠不足は深刻です。

 

参照:厚生労働省 健康づくりのための睡眠ガイド 2023

 

 

 

ストレスで眠れなくなる仕組みは以下が関係しています。

 

①ストレスが脳を興奮させる仕組み

 

ストレスを感じると交感神経が優位になり、活発化します。つまり、脳や身体が「戦闘モード」になります。
これにより心拍数が上がり、眠りにつくために不可欠な副交感神経への切り替えが難しくなります。
この状態ではリラックスできず、布団に入っても眠れません。

 

②コルチゾールと自律神経の関係

 

「ストレスホルモン」とも呼ばれるコルチゾールは本来、朝に多く分泌されます。
ところがストレスが溜まりすぎると夜も分泌が続き、体内時計が狂い睡眠障害に。コルチゾールの分泌リズムが乱れ、夜間にまで高値で持続すると自然な眠気を阻害します。

 

そして、短期的には正常な反応でも、慢性的なストレスによるコルチゾール高値は、免疫力低下や睡眠障害の温床にもなります。

 

不眠によってさらにストレスが増え、コルチゾール分泌が悪循環を起こし、心身の健康に深刻な影響を及ぼします。

 

 

 

 

眠れない悩みといっても、その原因や感じ方は人それぞれ。不眠症は大きく4つのタイプに分かれ、それぞれに特徴があります。

 

①入眠障害(にゅうみんしょうがい)

 

→ 寝ようとしてもなかなか眠れない

 

ベッドに入っても30分以上眠れず、寝つくまでに時間がかかってしまうタイプです。「明日早いのに…」と焦れば焦るほど眠れなくなる傾向があり、不安や緊張が強いときに起こりやすいのが特徴。不眠の中でも最も多くみられるタイプです。

 

②中途覚醒(ちゅうとかくせい)

 

→ 夜中に何度も目が覚める

 

夜中に何度も目が覚めてしまい、そのたびに眠れなくなるタイプです。特に眠りが浅くなる中高年以降に多くみられます。朝までぐっすり眠れないことにストレスを感じる人も多く、生活リズムやストレス、アルコールなどの影響が関係している場合も。

 

③早朝覚醒(そうちょうかくせい)

 

→ 朝早く目が覚めてしまう

 

予定より1〜2時間以上早く目覚めてしまい、そのまま再入眠できないタイプです。加齢による体内時計の変化が関係しており、高齢の方に多くみられます。また、うつ病の初期症状としても現れることがあるため、長く続く場合は注意が必要です。

 

④熟眠障害(じゅくみんしょうがい)

 

→ 寝ているのに熟睡感がない

 

しっかり寝たはずなのに「寝た気がしない」「疲れが取れない」と感じるタイプです。実際の睡眠時間が十分でも、睡眠が浅く質が低い状態です。睡眠時無呼吸症候群や周期性四肢運動障害などの隠れた睡眠障害が関係している場合もあります。

 


このように、不眠にはさまざまなタイプがあり、複数が同時に起きているケースもあります。この分類により、次に説明するストレス型、生活リズム型、身体疾患型などの見分けがさらにでき、対策がより的確になります。

しかし、不眠症は自分では気づきにくいことも。「ただの寝不足かも」と見過ごさず、症状が続く場合は早めに対策をしましょう。

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上記で説明した睡眠障害の原因は、大きく分けて「ストレス型」「生活リズム型」「身体疾患型」の3つに分類され、影響を及ぼしています。まずは、それぞれのタイプについて、簡単に説明します。

①ストレス型(心因性不眠)

仕事や人間関係など、精神的ストレスが原因で眠れないタイプ。

プレッシャーや不安、悩み事などで頭が冴えてしまい、布団に入ってもなかなか眠れなくなります。環境が変わったときや、緊張する出来事が続く時期に起こりやすく、入眠障害が多くみられるのが特徴です。

②生活リズム型(行動性不眠)

生活習慣の乱れや夜型の生活が原因で、体内時計が狂ってしまうタイプ。

夜更かしやスマホの見すぎ、休日の寝だめなどがきっかけで、寝たい時間に眠れなくなります。昼夜逆転や不規則な生活を続けていると、寝つきが悪い・朝起きられないといった不調につながりやすくなります。

③身体疾患型(身体疾患・薬剤性不眠)

体の病気や薬の副作用が原因で眠れないタイプ。

痛みやかゆみ、頻尿、呼吸の苦しさなどがあると、睡眠が妨げられてしまいます。また、うつ病や睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群などの睡眠障害や精神疾患が原因になっている場合もあります。

次に、各不眠症タイプに関連している原因を表で表したものが以下になります。

 

不眠症のタイプ

主な症状の特徴

関連する原因タイプ

入眠障害

布団に入ってから30分〜1時間以上眠れない

● ストレス型(不安・緊張など)

● 生活リズム型(夜型生活など)

中途覚醒

寝ている途中で何度も目が覚め、再入眠しにくい

● ストレス型(浅い眠り)

● 身体疾患型(頻尿・痛みなど)

早朝覚醒

起きたい時間より早く目覚めてしまう

● ストレス型(うつ傾向)

● 高齢者によくみられるリズム変化

熟眠障害

十分な睡眠時間があるのに疲れが取れない

● 身体疾患型(無呼吸症候群・脚の不快感等)

● ストレス型

 

 

 

必ずしもこの通りではありませんし、タイプによって対処法が異なります。原因に心当たりがある場合は、まずはできるところから対策を講じ、必要に応じて医療機関や睡眠外来で相談を検討しましょう。

 

 

 

わたしたちは人生の3分の1に近い時間を寝て過ごします。

 

睡眠は体の疲れをとるとともに、脳を休ませて記憶の整理をしたり、日中に見たことや学んだことを定着させる役割があります。

 

睡眠が不足すると疲れがとれなかったり、注意力の低下、記憶や学習力の低下、免疫力の低下などに繋がり、仕事や勉強のパフォーマンスが下がる可能性があるため、注意が必要です。

 

 

ストレスは睡眠に深刻な影響を与えることがあります。

 

睡眠に関係する「自律神経」には交感神経と副交感神経があり、互いに相反する役割を担っています。交感神経は主に活動時に優位になるもので、心拍数を上げたり、血圧を上昇させたりして身体を活動的な状態にします。

 

一方副交感神経は心身を休ませるときに優位になります。心拍数や血圧は落ち着き、全身の活動性を下げ回復や修復に導きます。

 

通常眠っている間はこの副交感神経が優位になり、リラックスしてしっかりと眠ることができます。

 

 

 

しかしストレスや心配事が増えると、自律神経が乱れます。また寝る直前まで心配事やストレスの原因について考えていることで交感神経が優位になってしまうことがあります。

 

そうなると睡眠中リラックスできず、眠りが浅い状態が続き、睡眠不足に陥ってしまうことがあります。

 

また、ストレスを感じるとストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」が分泌されます。コルチゾールは一時的なストレスから身を守るホルモンで、体内時計や睡眠のリズムを調整しています。しかしストレス過多になるとコルチゾールの分泌も過剰になり、体内時計や睡眠のリズムが乱れてしまうことがあるのです。

 

つまり、睡眠不足とストレスはお互いに影響しあい、悪循環に繋がっているのです。

 

 

毎日を健やかに過ごすために、ストレスを溜め込まず、質の高い睡眠をとる必要があります。

 

①規則正しい生活をする

体の中には体内時計があり、睡眠に備えてホルモンの分泌や生理的な活動を調整しています。この体内時計を整えることが快適な睡眠のために重要です。

そのため、毎日同じ時間に就寝・起床し、規則正しい生活を心がけましょう。睡眠不足解消のために休日に多く寝たい場合は、早めに寝るほうが効果的です。

 

②睡眠環境を整える

枕やベッドなどの寝具は自分に合ったものを選び、体の負担を少なくしましょう。また温度や湿度も重要です。寝床内の温度が33℃、湿度は50%を目安にエアコンや暖房器具を用いて調整するようにしましょう。

 

③就寝前のリラックス

パソコンやスマホは寝る1時間前までにして、脳への刺激を少なくしましょう。また、ストレッチをしたりアロマを焚いたり、自分なりのリラックス方法を見つけておきましょう。

 

④適度な運動をする

 

日中に体を動かし適度な疲労を感じることで、睡眠の質が高まります。1回の運動ではなく、適度な運動を習慣的に取り入れることがおすすめです。
ただし、眠る2~4時間前の激しい運動はかえって覚醒してしまうので、控えましょう。

 

⑤規則正しい生活リズムと朝日の活用

 

毎朝同じ時間に起き、朝日を15分以上浴びることで体内時計が整い、夜の眠気が自然と促されます。朝の光は体のリズムをリセットする役割があるため、眠りにくい方は特に意識して取り入れましょう。

 

⑥食事・カフェイン・アルコールの制限

 

寝る3時間前以降の食事や就寝前のカフェイン・アルコールは消化や覚醒作用のため、睡眠を妨げます。夜遅くの食事や晩酌の習慣がある方は、控えめにしていくことで改善が見込めます。

 

⑦夜の電子機器の見直し・ブルーライトのカット

 

ブルーライトやSNS閲覧は脳を刺激し、入眠を阻害するため、寝る1時間前にはスマホやPC使用を控えましょう。代わりに読書や日記など、穏やかに過ごす時間を設けるのが理想です。

 

⑧音の環境を整える(ホワイトノイズ・自然音)

 

外部の雑音が気になって寝つけない場合は、ホワイトノイズや雨音、風の音などを活用するのもおすすめです。睡眠アプリや音楽サービスで、睡眠向けの音源を手軽に利用できます。

 

⑨寝る前のルーティンを決めておく

 

毎晩同じような行動をルーティンにすることで、脳が「もう寝る時間だ」と自然に認識するようになります。歯磨き→アロマ→日記→読書など、自分だけのスリープリチュアルを持ちましょう。

 

⑩深部体温を下げる「入浴タイミング」

 

眠気は深部体温の低下とともに訪れます。ぬるめのお湯で15分ほど入浴し、入浴後90分ほどで布団に入るのがベストなタイミングとされています。

 

⑪腸内環境を整える食事を意識

 

セロトニン(睡眠ホルモンの前駆物質)は腸で作られます。発酵食品や食物繊維を摂取し、腸の状態を整えることも、間接的に睡眠の質を高める要因になります。

 

⑫マインドフルネス呼吸法を取り入れる

マインドフルネスとは、過去の経験や先入観にとらわれず、今この瞬間に集中している心の状態のことです。

深い呼吸はリラックスに最適です。マインドフルネス呼吸を実践することで、リラックスし、質の高い睡眠に繋がります。

 

【すぐできるマインドフルネス呼吸法】

寝床で横になり、体の力を抜く。目は閉じましょう。
ゆっくりと呼吸を行う。4秒で息を吸い、8秒で息を吐きます。
自分の呼吸に意識を向け、吸った空気が全身に流れていくことをイメージしてください。
4回ほど呼吸を繰り返しましょう。

 

 

「睡眠が大事なのは分かっているけど…いまいち自分が何をすればいいのかわからない」

という方も多いと思います。

 

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ストレス過多と睡眠不足は悪循環に繋がってしまいます。

リラックスできる習慣を取り入れ、しっかりと睡眠をとり、心身ともに健やかに過ごすことを目指しましょう。