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ヘルスケアに関するコラム
2025年7月7日
20代で突然死する人の共通点と2025年最新予防策!命を脅かす睡眠・ストレス・心疾患の危険度チェックも

20代で突然死──その多くは前兆がないまま、ある日突然やってきます。
若い世代はまだ健康に自信があり、健康診断を後回しにしがちな時期でもあります。しかし、実際には年間数百人規模で報告されており、10代で亡くなるケースも存在します。
なかでも「睡眠中の突然死」や「キラーストレス」など、日常生活に潜む要因も注目されています。
この記事では、20代で突然死する人に共通する原因や兆候、そして予防策まで詳しく解説します。睡眠中に訪れる危険や、睡眠不足によるリスクにも焦点を当てていますのでぜひご一読ください。
【突然死とは】若者でも起こり得る命の危機
「突然死」とは、それまで元気だった人が病気の発症から24時間以内に亡くなることを指します。外傷や事故ではなく、病気が原因で突如命を落とす状態を指し、年齢を問わず起こる可能性があります。
厚生労働省の統計では、日本での突然死の多くは心臓性突然死であり、特に「致死性不整脈」や「心筋梗塞」「心不全」が主な要因です。 年齢別のデータでも、20代や10代であっても年間数十人が突然死しており、生活習慣やストレスが引き金になることもあります。
実際に、「20代 突然死 確率」「20代 突然死 原因」「若者 突然死 睡眠不足」「睡眠中 突然死 原因」などのキーワードで検索されるほど社会的関心も高まっています。
20代の突然死、その確率と原因
厚生労働省の人口動態調査(2023年)によると、20代の年間死亡数は少ないものの、その中に「心疾患」や「不整脈による突然死」が一定数含まれています。
特に、運動中の心室細動や睡眠中の致死性不整脈が、20代の予期せぬ死の大きな原因とされているのです。
また、ストレスや過労による「キラーストレス」も、若年層における心血管イベントを誘発する要因として注目されています。これらは、突然死の確率を引き上げる“見えない敵”です。以下で詳しく説明していきます。
【突然死の主な原因】20代で多い5つの共通点
「突然死=高齢者の話」と思っていませんか? 20代でも突然死のリスクはゼロではありません。日本全国で毎年、20代の若者が突然死で命を落としているという報告があり、その背景には加齢ではなく、様々な「見えない」リスクが潜んでいます。
1. 見えない心疾患(不整脈・心筋症など)
20代で突然死を引き起こす原因として最も多いのが「致死性不整脈」です。心臓の拍動リズムが乱れ、全身に血液を送り出せなくなり、意識を失った直後に心肺停止に至ることも。
中でも「心室細動」や「心室頻拍」といった不整脈は、症状がなくても進行し、発作時には短時間で心停止に至る可能性があります。
厄介なのは、これらの異常が健康診断の30秒ほどの検査では見つかりにくく、しかも明確な自覚症状がないまま進行すること。ある日突然倒れるのはそのためで、体の奥ではリスクが潜んでいる可能性があるのです。
2. 遺伝性・先天性疾患
若くして心臓に問題を抱える人の中には、遺伝性不整脈疾患(ブルガダ症候群、QT延長症候群など)や肥大型心筋症、先天性心疾患が隠れていることもあります。
これらは若者にも潜在しており、心電図検査などでなければ早期発見が難しい病気です。 さらに本人が無症状のまま過ごしており、発症して初めて問題が明らかになることもあります。
3. 睡眠不足・過労
見健康に見える20代の突然死の原因として、睡眠不足と過労は見逃せないリスク要因です。
特に、連日の寝不足や休めない状態が続くと、私たちの体は「交感神経が過剰に働き続ける」状態に陥ります。交感神経が優位になると、心拍数や血圧が常に高い状態になり、心臓への負担が増加。この状態が長く続けば、心筋梗塞や不整脈の誘因になり、最悪の場合、突然死に至ることもあります。
夜更かしやスマホの使いすぎ、長時間労働やシフト制勤務など、現代の若者にありがちな生活習慣は、自律神経の乱れを引き起こしやすく、知らぬ間に心臓を追い詰めていることも。 また、夜型生活、寝不足、精神的な疲労が蓄積する受験期や仕事初期の時期に突然死が発生するケースも報告されています。
負荷がかかる状況で自律神経の乱れやホルモンバランスの崩れを引き起こし、心臓に大きな負担を与えるのです。
4. ストレス(キラーストレス)
「キラーストレス突然死」とは、 もともとはNHKスペシャルの番組で使われ広まった言葉です。強いストレスや長期間にわたる慢性的なストレスが、心身に深刻な悪影響を与え、命に関わるような疾患や突然死を引き起こす可能性がある状態を指します。
キラーストレスは次のようなメカニズムで健康を脅かします。
・ストレスが脳の扁桃体を刺激し、過剰な興奮状態になる
・その結果、自律神経が乱れたり、ホルモンバランスが崩れたりする
・長期間続くことで、高血圧・動脈硬化・心疾患・免疫力低下・不整脈などを招く
これらが、心筋梗塞、脳梗塞、突然死(心室細動など)など命にかかわるリスクを引き起こす「トリガー」になることがあります。
5. アスリート・運動中の心臓トラブル
スポーツや部活動など、運動中に突然倒れて亡くなる事例は、10代・20代でも少なくありません。
厚生労働省や日本循環器学会の報告でも、運動中の突然死の主な原因は「心臓性の問題」とされています。特に激しい運動をしている最中は、心拍数や血圧が急上昇し、普段は自覚のない「潜在的な心疾患」や「不整脈」が顕在化しやすくなります。
これは健康そうに見える若者でも例外ではなく、高校生や大学の運動部での活動中に突然死するケースも報告されています。 また、「アスリート心臓」と呼ばれる心臓の状態になる人もいます。これはトレーニングによって心臓の筋肉が発達し、一時的に心拍が遅くなったり、心臓の大きさが通常より大きくなる変化を指します。
本来は生理的な適応の範囲で問題ないことが多いですが、心電図異常が出やすくなるため、病的な不整脈と区別がつきにくいことも。そのため、「疲れだろう」「運動してるから心拍が変なのも当然」と放置すると、命に関わるリスクを見逃す可能性もあるのです。
例:「ザ!世界仰天ニュース」でも取り上げられた16歳の女子高生の事例
イギリスのアレクサンドラ・レイドが、風邪をきっかけに致死性不整脈を発症し、睡眠中に突然死。この再現ドラマは「若い人の突然死 不整脈の恐怖」として大きな反響を呼びました。
彼女は水泳のジュニアチャンピオンであり、学業成績も優秀で、モデルとしても活動していました。将来は医師になることを目指し、大学進学のための試験勉強に励んでいました。 彼女の死後、家族は若年層への心臓検診の重要性を訴える活動を始めました。
イタリアでは、12歳からスポーツをする人を対象に心電図検査を導入し、心臓突然死が90%減少したという報告もあります。このような取り組みが、若者の命を守るために重要であるとされています。
アレクサンドラさんの事例は、2017年3月29日に放送された日本テレビの「ザ!世界仰天ニュース」でも取り上げられ、不整脈による突然死の恐ろしさと予防の重要性が紹介されました。
20代で突然死した有名人-若者の訃報から学び予防を考える
最近では、SNSやニュースで若い世代の訃報が突然伝えられるたびに、多くの人が驚きと深い悲しみに包まれています。 突然死は決して高齢者だけの問題ではなく、若年層でも起こり得る予期せぬ出来事です。
木下雄介さん(27歳/野球選手)
中日ドラゴンズの木下雄介さんは、2021年夏、練習中の休憩中に突然倒れ、意識不明のまま約1か月後に亡くなりました。 公式な死因の詳細は公表されていませんが、若いプロアスリートの痛ましい出来事として大きく報じられました。
梶田冬磨さん(22歳/俳優)
俳優の梶田冬磨さんは、22歳の若さで急逝されました。妻でモデルの青木菜花さんの公表では、死因は「突然死」とされ、詳細な原因については明らかにされていません。
【20代でもこんな人は要注意】突然死リスクのセルフチェック
20代でも以下のような「小さなサイン」をまずは見逃さないことが大切です。
☑ 運動中に胸が痛くなる・息切れしやすい
☑ 動悸や脈の乱れを感じることがある
☑ 急に意識を失った経験がある(失神)
☑ 家族に50歳未満で心臓病で亡くなった人がいる
☑ 最近、慢性的なストレスや睡眠不足が続いている
特に、これらに1つでも当てはまる場合は、心電図検査や健康状態のチェックをおすすめします。
【2025年最新】心臓や健康の異常を“見逃さない”サービス!在宅でできる「リスク可視化」
近年では、病院に行かなくても在宅で心臓の異常をチェックできるサービスも増えてきました。
【ホーム心臓ドックPro】は、 スマートフォンと連携して、日常生活中や睡眠中の心電図を記録・解析できる新しいタイプの検査サービス。 不整脈の見逃しや、早朝・夜間の心拍異常もキャッチしやすく、やりたいことが多い若者や、学業やスポーツ、休みにくかったり、慣れない社会人生活の生活の中でも気軽に取り入れられ、突然死リスクを可視化することができます。
また、突然死の多くは不整脈死であることから突然死の前には「異変のサイン」が出ていることが多いです。
しかし、不整脈の中には「自覚症状がまったくないもの」や、「たまにしか発生しない隠れ不整脈」もあり、通常の健康診断では見逃されてしまうケースが少なくありません。 特に「心房細動」などは、症状が軽かったり本人が気づかないまま進行することも多く、気づいたときには脳梗塞など重大な合併症につながっていることもあります。
即実践できる!不整脈の兆候を自宅でチェック
そこで注目されているのが、不整脈の兆候を自宅でチェックできる在宅型検査です。
株式会社ココロミルの「ホーム心臓ドックpro」は日常生活や睡眠中に心電図検査ができ、30秒ほどの健康診断では捉えにくい“隠れ不整脈”の兆候を捉えることができます。検査の精度は健康診断が10%に対し、36%です。※
特に、夜間の心拍異常や一過性の不整脈などは、短時間の検査では見逃されがちですが、このサービスでは長時間モニタリングを行うため、見落としを防ぎやすくなっています。
また、不整脈 + 引き金となる睡眠・ストレスの状態も一度で測定できます。
病院でしっかり検査するほどではないけど、自分の心臓や健康の状態を一度はチェックしておきたい- そんな方はぜひ自宅での検査を取り入れてみましょう。
※ホーム心臓ドックで要経過観察又は要受診が出た方の割合
ホーム心臓ドックについてより詳しくはこちら →ホーム心臓ドック®についてさらに詳しく見る
【対策】20代から始める突然死を防ぐ8つの習慣
検査に加え、日頃以下を習慣づけることで、突然死のリスクを大きく下げることができます。
①1日6~7時間以上の質の良い睡眠を心がける
②メンタルケアやリラクゼーション習慣でストレスを溜めすぎない
③定期的な健康診断(特に心電図・血液検査は20代から)
④心電図検査で自覚のない心疾患をチェック
⑤自分の血圧・心拍、睡眠の質(無呼吸症候群など)、ストレス状態を知る
⑥規則正しい生活習慣を維持
⑦無理な運動や極端な疲労を避ける
⑧心臓病や突然死歴があるか家族に確認し家族歴を把握する
若いうちから意識を高め、命を守るための行動を始めましょう。
40代50代で突然死する人に共通する5つの特徴はこちらの記事でご紹介しています。
【まとめ】20代でも突然死は“他人事じゃない”若い世代でも「健康に目を向ける」ことが命を守る
「突然死は高齢者の話」という認識はもう過去のものです。 20代でも、遺伝的背景やストレス・睡眠・生活習慣の乱れが引き金となり、突然命を奪うことがあることが明らかになっています。
実際、「10代 突然死 確率」や「20代 突然死 年間」といった検索が増えている背景には、社会的な不安感と同時に「どう予防すればいいのか?」という関心の高まりがあります。
しかし、突然死の大半は「もっと早く知っていれば防げたかもしれない」という声があとを絶ちません。 早めにリスクを知り、できることから習慣を整えることで、多くの突然死は予防できます。突然死予防は、早期発見・早期対処がカギです。
・「ホーム心臓ドックPro」(不整脈、睡眠、ストレスを検出) ¥19,800(税込)
通常販売URL:https://homeheart.health/products/homeheart-pro01
・「ホーム心臓ドック®」(不整脈を検出) ¥12,100(税込)
通常販売URL: https://homeheart.health/products/homeheart01
ホーム心臓ドックについてより詳しくはこちら →ホーム心臓ドック®についてさらに詳しく見る

ホーム心臓ドック®
健康を守るには、「症状がないから大丈夫」ではなく、「症状がないうちにチェックする」ことが何より大切。 自宅で手軽に心電図検査ができる「ホーム心臓ドックpro」なら、病院に行く時間が取れない方でも心房細動の兆候を早期に察知することが可能です。 手軽なサービスを最大限活用し、健康を“守る”から“見つけに行く”が、健康管理におけるこれからのスタンダードです。